こんにちは。
今日は「ヴィーナリッシュ= ウィーンらしさ」のお話です。
先日、ラジオドイツ語講座で元ウィーンフィルのコンサートマスター、ライナー・キュッヘルさんが
「ウィーンらしさ」について 話していましたので ちょっとお付き合い下さい。
海外演奏のたびに 現地の人達から「ウィーンらしさ、ウィーン風って何ですか?」、と言う質問を受けるそうですが、
「 全ての言語には言葉では到底説明できないものがあり、「ウィーンらしさ」も例外ではありません」…と、キュッヘル氏。
うーん🧐、的を得たお答えです。
私がウィーンに住んでいた頃は、まだ「ウィーンらしさ」に溢れていた…と、言うよりも、まだ古めかしさが残っていた、そんな時代でした」
そして古き佳き時代を生きてきた恩師たちに恵まれていましたので 、彼らの話を耳にタコができるほど聞かされ続けてきました。
ですから 「ウィーンらしさとは」などと小難しく考えなくても生活全てが「ウィーンらしさ」に包まれていました。
はっきり言って、私の身体にウィーンらしさが知らないうちに染み付いていたのかも知れません。
でも当時まだ20代半ばだった私にとっては逆にその重みにウンザリした事も しばしば。
今思うと半ば鬱陶しい、と思っていたのが その「ウィーンらしさ」だったのです。
ただこのウィーンらしさというのは ウィーンの人々の 「ウィーンへの敬愛の念」からきているものだということが 、後々わかってきました。
今更ながら もっと謙虚に彼らの話に耳を傾けていれば良かった、と思いますが、時すでに遅し です。
さて、この「ウィーンらしさ」は音楽の分野だけでなく、スィーツにも言える事です。
私が最もそれを感じたのが「香料」の使い方。
ウィーンで初めてグーゲルフプフ(クグロフ)を食べた時、生地の中で「レモン、バニラ、そしてお塩」があたかも3拍子のワルツの様に溶けあってひとつになる、この味の新境地に軽い驚きを覚えました。
彼の地では焼き菓子だけではなく、クリームなどにも使います。
エッ? 分量ですか?
控えめに、しかしアバウトに、が、ヴィーナリッシュ、ウィーン風なのです。
では また
を
今日は「ヴィーナリッシュ= ウィーンらしさ」のお話です。
先日、ラジオドイツ語講座で元ウィーンフィルのコンサートマスター、ライナー・キュッヘルさんが
「ウィーンらしさ」について 話していましたので ちょっとお付き合い下さい。
海外演奏のたびに 現地の人達から「ウィーンらしさ、ウィーン風って何ですか?」、と言う質問を受けるそうですが、
「 全ての言語には言葉では到底説明できないものがあり、「ウィーンらしさ」も例外ではありません」…と、キュッヘル氏。
うーん🧐、的を得たお答えです。
私がウィーンに住んでいた頃は、まだ「ウィーンらしさ」に溢れていた…と、言うよりも、まだ古めかしさが残っていた、そんな時代でした」
そして古き佳き時代を生きてきた恩師たちに恵まれていましたので 、彼らの話を耳にタコができるほど聞かされ続けてきました。
ですから 「ウィーンらしさとは」などと小難しく考えなくても生活全てが「ウィーンらしさ」に包まれていました。
はっきり言って、私の身体にウィーンらしさが知らないうちに染み付いていたのかも知れません。
でも当時まだ20代半ばだった私にとっては逆にその重みにウンザリした事も しばしば。
今思うと半ば鬱陶しい、と思っていたのが その「ウィーンらしさ」だったのです。
ただこのウィーンらしさというのは ウィーンの人々の 「ウィーンへの敬愛の念」からきているものだということが 、後々わかってきました。
今更ながら もっと謙虚に彼らの話に耳を傾けていれば良かった、と思いますが、時すでに遅し です。
さて、この「ウィーンらしさ」は音楽の分野だけでなく、スィーツにも言える事です。
私が最もそれを感じたのが「香料」の使い方。
ウィーンで初めてグーゲルフプフ(クグロフ)を食べた時、生地の中で「レモン、バニラ、そしてお塩」があたかも3拍子のワルツの様に溶けあってひとつになる、この味の新境地に軽い驚きを覚えました。
彼の地では焼き菓子だけではなく、クリームなどにも使います。
エッ? 分量ですか?
控えめに、しかしアバウトに、が、ヴィーナリッシュ、ウィーン風なのです。
では また
を