ザルツブルガーノッケル 続き

こんにちは。
前回のザルツブルガーノッケルのお話しからなんと
1ケ月も経ってしまいました。
街にはハロウィンのディスプレイが出始めていると言うのに!
  なんて私はFaul(ファオル🟰怠け者)なんでしょう! 😱

ここでちょっと気を取り直しまして、ザルツブルグガーノッケルの由来からお聞きください。
説としてはいくつかありますが、
当時のザルツブルグの大司教だった ヴォルフガング・ディートリッヒ・ライトナー(1568〜1633)の愛人 サロメ・ディートリッヒが生みの親、という説が研究者の間でも最も有力視されています。

二人の間には15人もの子供がいたので(そのうちの5人は幼少期に死去) 少しの材料で沢山できるこのお菓子はとても便利なおやつだったことでしょう。
もちろん、大司教もいたくお気に入りだったようです。🥸

さてここでオペレッタ「ザルツブルガーノッケル」のお話をしましょう。
ウィーン生まれの作曲家、フレッド・ライムンドゥが1938年に作ったオペレッタ。
音楽とスィーツが大好きな、いかにもウィーン子らしいタイトルですね。

彼は日本ではあまり知られてはいませんが、ウィーン・コンセルヴァトワールでピアノと和声法を学び、オペレッタのほか、
多くの映画音楽も手がけ、当時一世を風靡しました。
ご興味のある方は、かなり古いものですが YouTube でOperette Salzburger Nockerln と検索してご覧下さい。

それでは 本日の
フィナーレを飾るのは、教室のミセス I  の作品です。
そうです。 いつもパパッとお作りになって一番に写真を送ってくださるあの方です。
 彼女のご主人も、このザルツブルガーノッケルをとてもお気に召したようで、この後も何回かお作りになったそうです。

  Iさんのように、木苺のソースをかけても温かさと冷たさのコントラストが楽しめ、これもなかなかオツなものです。
  ここでは木苺のソースですが、ウィーンではイチゴのソースが多かったように覚えています。

 I さん、お暑いのにありがとうございました。

それでは皆さま また。
                Ati