ヨハン・セバスチャン・バッハ   続き



     こんにちは。

      7月のバッハのお話の続きです。
   「え〜、なんだったかしら」…    申し訳ありませんでした。

そうです、当時のスィーツ  「ライプチガー レルヒェン(ライプチヒのひばり)」
の続きです。


  ちょっと信じられませんが、ひばりは18〜19世紀にかけてライプチヒのグルメ達にとっての高級食材。
   1729年には404340羽のひばりがご当地の富裕層の胃袋に収まってしまいました。😱
  ひばりを使った料理はドイツ国内だけではなく、海外にまでもブームを巻き起こしました。しかしすぐに
鳥類愛好家達の逆鱗に触れることとなり、ついには1876年に当時のザクセン王アルベルト2世が「ヒバリ狩り禁止令」を出した…と言ういわく付きのもの。

ところがその後、これを逆手に取った 
ライプチヒのとあるケーキ職人が、「ライプチヒのひばり」という名前で出したスィーツが大ヒット!

タルト型にミュルブタイクを敷き、粉末アーモンド、くるみ、苺ジャムを混ぜ込んだものをその中に入れ込み、さらに上面に薄く伸ばしたミュルブタイクを十字に乗せて焼いたものです。
(このフィリングはオリジナルのものです)


それが現在までも受け継がれ、ライプチヒの銘菓となっています。

とても簡単な物ですが、 バッハもコーヒーのお供に堪能したかもしれませんね。

それではまた。

急に寒くなってまいりましたので、みなさまお身体ご自愛下さい。